9月9日は重陽の節句。
アトリエでは季節を感じる課題として、菊をテーマに活動しました。
テーマ「菊」からは何が学べるでしょうか。
アトリエでは造形を主軸とした体験や学びのご提供をしていますから、なにか作るか描くかが主たる活動になります。
ただ見て描くよりも様々な情報がインプットされたほうが、記憶にも残りやすいと考えます。
もちろん、画材の扱い方、観察眼を鍛える事もできますよね。
菊の観察からは、まず菊についての情報を得ることができます。
色や形、季節は基本的なことですね。
今回は皆さんに【重陽の節句】についてのお話もしました。
幼稚園クラスのアトリエ生には、幼稚園児でも理解しやすい簡単な言葉で、小学生クラスのアトリエ生には、少し難しい言葉も織り交ぜてお伝えしています。
小学生でも4年生くらいになると、言葉をだいぶ知っているので理解も進みますし、ディスカッションもできます。
言葉への働きかけもできますから、観察を通して得る学びは非常に大切であります。
学びへの広がりが期待できますね。
【重陽の節句とは?】
五節句の一つで9月9日のこと。
菊の美しい季節から菊の節句とも呼ばれる。
奇数は陽の数とされ、9は一桁の一番最後の奇数となるため陽のパワーが強すぎるので不吉とされていた。
その邪気を払うため節句がおこなわれ、不老長寿を願い菊の花を飾る、菊の花びらをお酒に浮かべて酒宴を開くなどした。
陽が重なる日ということで重陽と呼ばれた。
参考文献 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E9%99%BD
というのが重陽の節句です。
では、奇数が重なるお節句は?という話になり、1月から検証していきました。
「1月1日 お正月」
残念!1月1日は奇数が重なっていますが違います。お節句ではありません。
1月7日 人日の節句 (七草の節句)
1年の無病息災を祈る日です。
3月3日 上巳の節句 (桃の節句)
言わずとしれた女の子のお節句です。
5月5日 端午の節句 (菖蒲の節句)
男の子のお節句ですね。
7月7日 七夕の節句 (笹竹の節句)
豊作を祈る節句です。牽牛織姫を祭り詩歌、縫製、染色の技術上達を願う行事です。
9月9日 重陽の節句 (菊の節句)
参考文献 一般社団法人 日本の節句文化を継承する会H.P
次回に続く・・・