5期生 Mさん親子

「じゃあ、今度は 自分で考えて やってみよう!」
先生のお言葉に、当時2歳の娘やお友達が ワクワクしながら一生懸命制作に取り組む様子。
今は とても懐かしく思います。
季節を感じること、
いろいろなものの見方があること、
表現や制作には 様々な方法があること、
作品には 正解はなく、みんなそれぞれでいいこと。
アトリエの制作だけでなく、日常でも身になる考え方を たくさん教えていただきました。
まだ幼い頃は、とにかく何でも自分でやってみたい反面、自分の思い通りにうまく進められず、イライラしたり 投げ出しそうな時もありましたが、先生が 決して無理強いせず、根気強く見守り、本人のやる気を引き出す言葉をかけて下さるおかげで、最後には 達成感でいっぱいの笑顔になるのでした。
先生方には、本当に心から感謝しています。
また、材料や後片付けの問題で、家では なかなかできない、させてあげられない制作が思いきりできるのは、娘も私も 理屈ではなく 本当に楽しい経験でした。
娘にとって「人生で初めてのこと」は、このアトリエで かなり経験させていただきました(笑)
「ママと一緒にアートクラス」での貴重な時間は、私たち親子にとって、単なる習い事ではなく、本当に宝物のような思い出です。

9期生 Mさん親子

この春に5歳を迎える新年中女児の母です。(2014年談)
「ママと一緒クラス」に入会させて頂きましたのは娘が1歳8ヶ月の頃でした。
絵画・造形を通じて自分の思い描くイメージを満足の行く形に表現出来たらどんなに素敵なことかと夢を膨らませ、お仲間に入れて頂きました。
日々 の育児では「自我の芽生え」という母親にとっては最初に味わう苦悩多き時期、果たして我が子は絵画や造形に本当に興味があるのか?…そんな初歩的な判断も つかない状態で始まった最初のお稽古風景を今でも鮮明に覚えています。最初の3ヶ月は10分と落ち着いて座っていることも出来ず、どうして?と悩んだこと もありましたが、子供に決して無理をさせない小林先生のメリハリ、体験と発見の連続、示唆に富んだカリキュラムを体得させて頂くうちに集中できる時間も 10分が15分、15分が20分と段々と伸びて行きました。

お稽古は毎月一回、次のお稽古までに小林先生から頂く「課題」を親子で取り組んで行きます。毎月様々なテーマが掲げられ、母親へは課題の趣旨から始まり子供のやる気を引き出す為の熱心且つ細やかなレクチャーを丁寧に施して頂きました。
当時の娘は筆圧も弱く点や線しか描けない期間が長く続きま したが、次のお稽古まで来る日も来る日も先生から頂いたアドバイスを忠実に守り親子でコツコツ点と線を描きました。それからしばらくするとしっかりと握っ たペンがスルスルと円を描き、やがて人になり、ここから先の成長は目を見張るものがありました。

今では毎朝起床すると
「おはよう~何か描きたい!!!」と寝巻きのまま、先ず5~6枚の絵を描くことから娘の1日が始まる程に、絵を描くことが大好きな子供に成長いたしました。
まだ語彙が豊富にありません為、言いたいことが表現出来ない場面が多々あります。そんな時も娘はクロッキー帳を持ち出し、絵を描いて言いたい事を説明してくれます。毎日色々なことがありますが、思わず家族が笑顔になってしまう瞬間です。
このように、「ママと一緒クラス」からお世話になり4年目を迎える今年はアトリエ生として初めて展覧会に出展させて頂きます。
感慨深さと共に、いつも子供のやる気を最大限に引き出して下さる先生方の熱心なご指導に心から感謝しております。

この3年の積み重ねにより、娘には「太陽は赤い」という固定観念はなく、彼女の美的感性により、その時々に変化する太陽が表現できる子供へと育てて頂き今も新たな成長を続けております

9期生 Uさん親子

私共親子は、娘が1歳8ヶ月の時からスタートさせていただきました。
初めての育児で日々嵐のように過ぎ、娘も活発に動き回る時期でしたので楽しみ半分、ご迷惑をお掛けするのではないかという不安半分でのスタートでした。
始まってみると、やはり椅子に座ったり降りたり、ペンを持ってもすぐ終了…という感じでしたが、先生方は様子を見ながら強制することなく、様々なアプローチで作品に取り組ませていただきました。
母親が一緒だと甘えてくる場面が多かったですが、次第に製作に取り組む時間が1分、3分、10分…と長くなり、比例して集中力が増してきました。
四歳になった今では、自ら意欲的に取り組み、創造力を膨らませながら作品を完成させるまでの行程が楽しくて仕方がないようです。
小林先生はじめ、先生方皆さまがつくりだしてくださる暖かい雰囲気のなか、幼い子どもにも本物の画材を使わせていただき出来上がった作品は、皆さん本当に素晴らしいです。
これからも、子ども達の作品からどんな変化、成長が見られるのかとても楽しみです。

10期生 Tさん親子

新しい場所や先生になかなか慣れない子でしたので、アトリエでの制作ができるか心配でしたが、母親の私も一緒に制作する事で子どもも安心したようです。
色水で遊んだり自分も童心にかえって楽しみました。
また、家での造形あそびのヒントをいただけたり、子どもの制作を沢山褒めることなど、自分にとってはとてもためになるお話を聞くことが出来ましたので、今後の子育てにも活かしていけそうです。
造形を通して、こんなにも日常が楽しく気持ちが穏やかになるとは、想像していませんでした。
お稽古が終わった後のお茶タイムを子どもも私もとても楽しみにしていました。

育児は戦い。思うように行かないもどかしさから、つらい気持ちになることもありますが、月に1回の このTea Timeの会話ですこしリセットできたように思います。
残念ながらアトリエを離れなければならなくなった時、「いつでも戻ってこれるのだから・・」という言葉を頂き、現在は親子ともどもカムバックする日を遠い空の下より楽しみにしております。