幼児の表現活動は0歳時から始まっていると言われています。
0歳児は周りの大人達の話し言葉が音に対する基準となっています。
音声刺激が重要な意味を持っているのです。
優しい声・美しい声・低めの声で話しかけることが大切だと言われていますが、その3つは穏やかなとき、落ち着いている時にそのような声・音になるようです。
興奮していたり・怒りの気持ちである時は、声は高目できつい音になるのですね。
赤ちゃんは声の調子によって様々な感情や状況を感じていると言われています。
1歳代は、言葉の発達が著しいことは勿論、手と目の協応動作がだんだんと不自然でなくなるため、いろいろな動きが可能になってきます。
音声の刺激によって言葉の発達へも働きかけているので、穏やかな気持のときに発せられる声で子どもに話しかけたいところですね。
このような段階を踏んで2歳へと成長していきます。
2歳代は言葉の数も増えるとともに、描画・造形への興味が深まる時代です。
音声刺激から造形活動へつなげていけるので、なかなかおもしろい活動ができるでしょう。
楽しくいろいろな材料に触れさせていきたいものです。
描画への準備で少しだけオノマトペのことについて触れました。
オノマトペとは、自然界の音・声、物事の状態や動きなどを音(おん)で象徴的に表した語。
音象徴語、擬音語・擬声語・擬態語などのことです。
オノマトペはフランス語だそうですよ。(onomatopee)
ニコニコ、ドキドキ、ペラペラ、ピカピカ、ワクワクなどどれも私達の日常生活にごく普通に溶け込んでいるオノマトペです。
私は小さい子とお絵かきを一緒にする時に良くオノマトペを使います。
雨がザーザーふってくる。ザーザーと言いながら縦線を引いたりします。
または、点を描くときなどテンテンテンと言いながら手を動かすなど、言葉の表現から形へ表す手段でもあります。
親子で楽しく取り組むにはなかなかおもしろい手法であるといえますね。
アトリエでは、親子で楽しく活動する際に皆様へご提案しています。
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ぜひこの年代で形にならない活動をたくさんしてほしいと思います。
形のないものから形のあるものへの成長に一緒に寄り添って参ります。
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