美術館ツアーと秋のピクニックレポートその1

andy-z


日曜日、世田谷美術館で行われている「ブルーノ・ムナーリ 役に立たない機械をつくった男」をアトリエ生の皆さんと見に行きました。

アトリエの美術館ツアーは、お稽古の一環として行われている活動です。
今回もギャラリーエデュケーターの久保先生に同行していただきました。
造形教育では自身が創作するだけではなく、他者の作品を鑑賞することも大切な学びであるとアトリエでは考えています。
また、公共の場での振る舞いを小さな頃から体験することも目的の一つです。
アトリエの美術館ツアーは、幼稚園児については親子で参加していただいており、小学生については子供だけの参加もOKにしています。
何度かツアーを体験しているうちに親子での見方、子どもへの働きかけ方を保護者のみなさんが学ばれていることから、子どもたちに良い影響を与えていることを実感します。
また、子供だけの参加の小学生は、幼稚園時代から体験しているだけあって落ち着いて作品を見る事ができています。
美術館ツアーの前に子どもたちには、お稽古日に鑑賞のマナーや今回見る展覧会のことをお話します。
それぞれの年齢で分るように説明することが大切です。
また、保護者の皆様へも事前に子どもを連れて鑑賞するときの方法やマナーなども案内しています。
そのような事前の働きかけによって、皆が満足のいく鑑賞ができるようになるのです。

ブルーノ・ムナーリは、イタリアの美術家・デザイナー・絵本作家・教育家など様々な顔を持っています。
今回は展示の最後のエリアでムナーリの作った教具で遊べるコーナーあり、子どもも大人も大いに楽しみました。
世田谷美術館は2回訪れていますが、とてもファミリーに優しい美術館です。
世田谷区内の公立小学校では、在学中世田谷美術館に訪れる機会があると聞いていますので、スタッフの皆さんも子どもたちの来訪に慣れているのですね。
私がN.Yにいる頃、MOMAをはじめとして多くの美術館によく訪れており、その時子どもたちが作品を楽しんでいる姿を見ていたのですが、日本との違いに驚いたものです。
子どもたちが学ぶ姿を周りの大人達があたたかく見守っていました。
見る練習を重ねることで、子どもたちも鑑賞に慣れていきます。
日本でも鑑賞教育がもっとポピュラーになればいいなと思いつつ年月が過ぎ、同じような思いを持つ人々との出会いがあり、アトリエでの美術館ツアーが2009年より始まりました。
初回はブリヂストン美術館へお邪魔しました。
コツコツと活動を続けてきて、幼稚園生だった子が小学生になって鑑賞が苦でなく楽しみの一つとなっていることを感じます。
これからもアトリエ生の皆様に、鑑賞の楽しさ面白さをお伝えしたいと考えています。

「ブルーノ・ムナーリ 役に立たない機械を作った男」
世田谷美術館
2018年11月17日〜1月27日