夏休みは学校以外で様々な体験や学習にふれあうとても大切な時間です。
学校とは違ったコミュニティで同じ興味を持つ仲間と時間をともにすることは、多様性に気づき自分の世界を広げる手助けになります。
造形に興味のあるお子様向けに2018年夏も講座を開催します。
日頃はアトリエに通う余裕がない、入会を考えているので講座を体験してみたい、お友達と一緒に参加したいなどなど。
アトリエ生以外の方も受講できますのでどうぞご参加ください。
どんな講座があるのか、こちらでご紹介します。
まずは今年はじめての小学生1DAYサマーアートアクティビティです。

小学生1DAYサマーアートアクティビティ
テーマは洞窟壁画

皆さんは、洞窟壁画を知っていますか?
書いて字の如く、洞窟の壁に描かれた絵画のことです。
世界最古の洞窟壁画と言われるスペインのラパシエガ洞窟の壁画は、なんと6万5千年以上昔に描かれたものだそうです。
ラパシエガ洞窟の壁画ははしごのようなものが描かれていたとか。
同じスペインにあるアルタミラ洞窟(世界遺産にも登録されています。)には、牛、馬、イノシシ、トナカイなど動物が描かれた壁画があります。
これは旧石器時代末期に描かれたと言われています。

同じ時代に描かれたフランスにあるラスコー洞窟壁画にも牛、馬、羊、カモシカなどの動物が描かれています。
ラスコーの壁画には、そのほか人間や幾何学模様、人の手形などが描かれていました。
この壁画を描いたのは、クロマニョン人(学名Homo sapiens sapiens)。
クロマニョン人たちは、どのような画材を使ってこの壁画を描いたのでしょうか。

クロマニョン人になったつもりで、画材作りから行い、実際に絵画として描くのがこの講座です。
洞窟壁画を通して、歴史や科学、美術を学ぶのがねらいです。
洞窟壁画制作体験のほか、資料と自分で描いた作品・作った画材をお持ち帰りいただきます。
お家に持ち帰り、更に自分で調べたりまとめたりすると自分だけの研究レポートが書けるでしょう。
もし、家族でフランスやスペインにいく機会があれば、レプリカを見られる施設があるので見学するのも良いですね。
実は、志摩スペイン村のハビエル城博物館にもアルタミラ洞窟の実物大レプリカがあります。
スペインに行かなくてもここ日本でもレプリカが見られるとは素敵ですね。

アルタミラもラスコーも最初に壁画を発見したのは子供です。
偶然に発見されたわけですが、きっとびっくりしたことでしょうね。

小学生1DAY サマーアクティビティ

『洞窟壁画』

開催日:2018年8月6日月曜日

時間:午前10時〜午後3時

対象:小学生

定員:5名 (現在あと3名募集中です。)

講座代:¥12,500+消費税8%(材料費込)
*お昼をはさみますので、お弁当をお持ちください。
詳細はお申し込みの方に別途お知らせいたします。

通常のお稽古時間では難しい長時間の講座です。
アトリエ生の皆様も是非ご参加ください。

空き状況、不明点などございましたらお気軽にお尋ねください。
問い合わせは問い合わせフォームよりお願いいたします。

 

参考文献等

アルタミラ洞窟 https://ja.wikipedia.org/wiki/アルタミラ洞窟

ラスコー洞窟 https://ja.wikipedia.org/wiki/ラスコー洞窟

ラパシエガ洞窟 ネアンデルタール人が描いた?世界最古の洞窟壁画 朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASL2P5K87L2PULBJ00Y.html

志摩スペイン村オフィシャルサイト http://www.parque-net.com/parque_espana/attraction/havier.html