今年はじめての試みとして、中学生向けのクリスマスケーキとクラフトのWSを開催しました。

なぜ?中学生向けなの?

リクエストが有ったことが開催の後押しになりましたが、他にも理由があります。
中学生くらいになると、ほとんど大人並みにできる子も少なからず存在しています。
当初は、小学6年生まで参加してくださった方へは、道子先生のクリスマスレッスンをご案内してはどうかと言う意見もありました。
大人のお菓子教室のレッスンは、サロンとしての役割もあるので、大人の中での制作となると、お互いに楽しめないのではないかと考え中学生向けのイベントを企画しました。
中学生って、大人でもなく子どもでもない、不安定な年代ですよね。
そこで制作が好きな子達が、楽しめるように場を設けることにしました。
今年はコロナ禍で日常が非日常のような毎日でしたね。
皆様へのクリスマスプレゼントになればという気持ちで寄り添いました。

大人のクラスと同様に制作についてのレシピ確認と製作工程の説明を聞きます

今年の参加者は、小学生時代からずっと参加している皆さんです。
中学生になってとても大人っぽくなりました!道子先生もびっくり!
講座の進行は、大人のクラスと遜色ない内容です。
はじめに大まかな流れを説明し、レシピを見ながら工程を把握します。

まずはタルト生地を伸ばして型に入れる

今回中学生がチャレンジするのはマロンタルト。
大人の方もお稽古される内容です。
まずはタルト生地を伸ばして型に敷きます。
タルト生地をパートシュクレということを知ります。
パートシュクレ。。。このときで覚えましたね(笑)
ピケで穴を開けます。
ピケローラーなるものを使わせていただきましたよ。
トゲトゲのついたローラーです。
いろいろな道具がありますね〜。

マロンタルトの中身をつくるよ

中学生ともなるとナイフの使い方は、だいぶ安心してみていられるようになります。
中に入れるクリをカットします。

クレームダマンドにクリを混ぜ混ぜ中

いろいろな作業が手早くできるようになっていますね〜!素晴らしい!

お片付けの洗い物もなれた手付きで

タルトが焼けるまでの間、お片付けの洗い物をしたり、パートシュクレの作り方の実習をしました。

美味しそうに焼けました
デコレーション開始

土台が焼けたあとは、デコレーションです。
他の材料を塗ったり載せたりしてモンブランクリームを乗せる前準備をします。

モンブランクリームをつくります
モンブランクリームを絞る口金

いろいろな道具を使わせていただきました。
さあ、絞れるかな?

モンブランクリームのデコレーション完成

皆さん上手にデコレーションできました。
あとは細かい飾りを載せて完成です。
今回は、マンゴージュレを星型に抜いたもの・メレンゲ・アーモンドなどのナッツ類・トナカイの飾りをのせます。

ケーキのあとはクラフト制作。担当は小林です
今回は少し大人っぽく、クリスマスをイメージさせるアクセサリーチャームを作りました。
大人っぽく、キラキラはスワロフスキーを使用。

クリスマスのイメージで

時間がいくらあっても足りないという感じでした。
今までの制作からだいぶ大人っぽいものに変化していますが、成長とともにアイディアの引き出しも増え、制作も充実しています。
それぞれの学校のお話をしたり、近況報告などもあって楽しい時間になりました。

中学生・高校生のお稽古ごとというと、どうしても勉強に直結するものになるかとは思いますが、採点されないものの中にも素晴らしい学びがあることをお伝えしたいと思います。
コミュニケーションだったり、文化に触れることも大切です。
コロナ禍で私達の生活は一変しています。
コミュニケーションが取りづらい、音楽や芸術を以前のように楽しむことができない状況が続いています。
こころなしか人の心もトゲトゲしがちと感じてしまいますね。
そんなときこそ毎日を工夫して楽しむ想像力・創造力が必要ではないでしょうか。
「大好きなこと」をたくさん増やして未来につなげていただければ大変うれしく思います。

来年もまた、このような機会が持てますよう祈るばかりです。