何年ぶりかの冬休み造形教室です。
今日はお正月準備の制作、「しめ飾りWS」が開催されました。
今回使う稲わらは小田原で栽培された無農薬の稲のものです。
手で縄を綯うので、無農薬なら安心ですね。
10月に稲刈りした後の稲わらを使うので、青々としたものではなく、稲穂がたわわに実った頃の色合いです。

昨晩水につけてあった稲わらです。
ハカマをきれいに取ります。
意外でしたが子どもたちはこの作業が気に入ったようです。

ハカマをとるときれいな茎が出てきます。
揃えて根本を紐でまとめておきます。

力を合わせて縄を綯います。
まだまだ一人ではできませんが、みんなで力を合わせれば難しい制作もこなすことができます。

最初は細い縄から綯います。
太い縄を綯う前の練習も兼ねています。
この小さい輪飾りは、水回りに飾るものになります。

しめ縄作りに挑戦です。
「うお〜、力がいる〜」「きついな〜」
思わず声に出ます。
今回は、自分の縄だけでなく他のお友達の縄も一緒に編みますから大変な作業なのですが、段々とチームワークも良くなりきれいな縄が出来上がりました。

飛び出した藁を丁寧にカットしています。
新しい年を迎えるための制作ですから、丁寧に取り組みます。

しめ縄が完成したら飾りをつけます。
今回は、松やだいだい、ゴヘイ、扇、水引を飾りにします。

ゴヘイも作ります。
大きなしめ飾りには、おめでたい金と赤の和紙をゴヘイの形に作り取り付けます。
トラディショナルなゴヘイとは異なりますが、現代風にアレンジです。
小さい輪飾りには、トラディショナルな白いゴヘイをつけます。

めでたく完成!
縄を綯うのはもちろん、紐結びもとても苦労したと思いますが、素敵な飾りができました。
これで新年が迎えられますね。

今日は絵本「しめかざり」森須磨子文・絵を読み聞かせています。
この本はしめ飾りについて子供がわかりやすいように書かれています。
しめ飾りには地域性があること、形も様々で有ることを知ります。
お子様のおられるご家庭におすすめの本です。

最近では、お正月の飾りを飾られるご家庭も少なくなってきていると聞きます。
日本の伝統や習慣を次世代に残していけたら良いですね。
今日は、お飾りを作る他、いつ飾るのか、いつ外すのか、松の内って何?というようなお正月についても学びました。

長い時間頑張りましたね。
お疲れ様でた。