12月9日日曜日にしめ飾りを作る会を開催しました。
こちらは、大人の方向けの制作会でした。
特に講座としてアトリエが募集開催しているのではなく、ご常連様のグループでのセミプライベートの制作会です。
毎年11月後半になると、今年はどのようなものが作れる?と問い合わせてくださいます。
例年はクリスマスリースなどのクリスマス関連の制作なのですが、今年はお正月の制作をご提案しました。
縄を編むことをメインにします!とお話しましたところ、初めてのことなのでとても楽しみです!とおっしゃられてとても喜んでいただきました。

お正月に飾るしめ飾りは、「年神様」をお迎えするためのものです。
しめ飾りは、藁でできています。
藁はお米をとったあとの茎や葉っぱを乾燥させたもの。
農家の方が作るしめ飾りは青い藁です。
お米が実る前の青い状態で刈り取り保存しておきます。
アトリエで使う藁は、お米が実ったあとに刈り取った藁を使っています。
小田原で無農薬栽培された大切なお米です。
実は、種まきから苗を作り、手で田植えをしかりとったものです。
とても愛着のある藁なのです。
そのような材料を使いしめ飾りを作りました。
また、飾りに使った稲穂は、アトリエの屋上で作ったお米を使っています。
しめ飾りは、飾る場所、地方によって形などが異なります。
皆さんの地域はどんな形ですか?

しめ飾りはいつ飾るの?
現在では、クリスマスが終わった頃に飾り始めるのではないでしょうか。
12月28日までに飾るようにします。
29日は、飾りません。
9という数字が苦につながると考えられているのです。
また31日は一夜飾りといってやはり飾るのを避けます。

しめ飾りはいつ外すの?
松の内までは飾りその後はどんど焼きで燃やすのが一般的と言われています。
地域によっても異なります。
伊勢神宮へ行った際、お正月でもないのに玄関にお飾りが飾られているのを見て驚いたことがあります。
皆さんの地域ではいかがですか?

しめ飾り作りのレポートです。
刈り取った藁を1晩水につけて置いておく
3束にし、茎の下を紐で束ねる。
2束を合わせて束ねる。
1束づつ右回りにねじる。
もう片方の束も右回りにねじる。
右回りにねじった2つの束を左に綯う。
2束を綯ったものに1束を足して更に綯っていく
出来上がり!

みんなで力を合わせて人数分のしめ縄を綯いました。
皆さん初めての体験でしたが、飾りをつける作業より縄を綯う作業が楽しかったとおっしゃっていました。
なかなかできない体験で良かったと喜んでいただいたので、とても嬉しい1日となりました。
新しい年が素晴らしい1年になりますよう、皆で気持ちを込めて作りました。

作ってみたい!という大人の方がおられましたら、お問い合わせください。
日程は限られますが、3人以上のグループでしたらお作りいただけます。
お問い合わせは、問い合わせフォームよりお願いいたします。

お子様に体験させたい方は、冬休み造形教室にご参加ください。