2017年が始動しました。
皆様本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

年明け最初のお稽古は、恒例の福笑いです。
皆様お正月に遊ばれましたか?
「福笑い」は日本の伝統的なお正月遊びの一つです。
お正月遊びといえば、羽つき、凧揚げ、すごろく、かるたなどがありますね。
最近では、凧をあげられる場所も少なく、なかなかお正月の遊びをするのも大変な時代になっています。
「福笑い」はお部屋の中でも出来ますし、小さい子供からお年を召した方まで楽しめるものです。
アトリエでは、毎年福笑いを自作して遊びます。
目隠しをして、顔の形の上に目・鼻・口などの顔のパーツ置いていきます。
昨年の小学生クラスでは、髪型も数種類作ったアトリエ生もいてかなり賑やかな福笑いとなりました。
遊ぶときは、周りの人たちが「もっと上!」「もっと下!」「右右!!」などと置く場所を教えてあげます。
小さい子は、まだ右と左がおぼつかないこともあり、指示をするのが難しいことがあります。
また、面白いことに、上下左右などの指示ではなく、「そっちそっち」とか「ちがうよ、こっちだよ」などと指を指してプレイヤーに教える子もある年齢までとても多いことに気付かされます。
目隠しをしていることはわかっているのでしょうが、指示となるとなかなか難しいようです。
「目隠しをしていて見えないから、言葉で教えてあげてね」
とお話してあげるとだんだんと出来るようになってきます。
指示の方法もだんだんと的確にできるようになりますから、見ていて「成長しているな!」と感じます。
アトリエで遊んだらお家へ持ち帰り、家族で遊んでいただいています。
保護者の方からの話ですと、お家でも何度か遊ばれているようで、毎年楽しみにされている方も少なくないようです。
伝統遊びに触れる機会もどんどん少なくなっているようですから、どうぞこの機会にご家族皆様で遊んでいただければと思います。

今年は、「造形教育」という視点から、様々な内容をブログでご案内してまいります。
子どもの造形に関して知りたいこと、こういう内容を教えてほしいなどリクエストがございましたら、問い合わせよりお願い致します。
ブログで取り上げていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。