4月に入り気持も新たに新年度のお稽古準備をする春休みです。
アトリエ生の皆さんは入園入学進級の準備で楽しい春休みですね。
今日は町で新入学の1年生の姿を見ました。
いよいよ新年度のスタートの実感が湧いてきました。
アトリエは、来週から2022年度のお稽古スタートです。
現在のアトリエはお掃除の真っ最中で、ごちゃごちゃしています。
レイアウトなんかも変えて環境を整えています。

皆さんがお稽古にむかう目的・目標は何でしょうか。
絵が上手になりたい。。。
たくさん制作したい。。。
造形が好きな人たちと楽しい時間を過ごしたい。。。
造形を通して様々な学びにふれあいたい。。。
それぞれの目的があってアトリエ活動をされているはずです。
子どものアトリエですから、子どもたちの成長の一端を担う活動であることはもちろんですが、コミュニティとしての環境の提供も当アトリエの活動の一つです。
アトリエで子供同士がとても仲良くなったり(もちろん幼稚園や学校は違います)それも楽しみのひとつかもしれません。
アトリエの近くに公園がありますが、遊びたいという子どもたちの希望を叶えてくださる保護者の皆様にも感謝しています。
家庭・学校以外のサードプレイスとしての役割も担っているように感じています。
子どもたちは色々なお話をしてくださいます。
「話すことは放すこと」
そういった環境も必要なことと考えています。
ですので、技術習得のみのアトリエというわけでもありませんから、そういう目的をもっている方は違和感を感じるかもしれません。
体験も結局は長い制作時間の一コマでしかないので、実際の活動とはかけ離れていて本当のアトリエ活動をご理解いただけるのだろうかといつも考えています。
自分の頭で考えて、「自分ならどうする?自分はこうしたい!」という意見がきちんと言えることをとても大切に考えていますので、主体的な活動としてお稽古時間を楽しめるようになっていただきたいと思います。
アトリエ活動の目的は、「子どもたちが造形活動を通して成長できるような環境の提供」でしょうか。。。
様々な年齢のアトリエ生が在籍しているアトリエでは、年齢によってまたは個人個人によって目標が異なります。
親子クラスには親子クラスの、年少基礎造形クラスには年少基礎造形クラスの、幼稚園クラスには幼稚園クラスの、小学生には小学生の、中学生には中学生の目標設定が大切になってきます。
年齢で一括するのではなく(もちろん年齢での発達課題はあるにはあります。)個人個人の成長に寄り添った内容や環境が大切だと考えています。
ワークショップ的な単発の制作アトリエではないので、毎回作品を持ち帰ることはありません。
コツコツと制作に向かう場所ですので、楽しい事ばかりでもありません。
自分のイメージ通りにできなかったり、技術と希望がかけ離れているために満足できるものにならなかったりということもあるでしょう。
一人ひとりが自分の発達課題と向き合い、それぞれの活動に生かせるような寄り添いを目指しています。
アトリエの目標は、アトリエ生ごとの目標達成に寄り添うこと。。。
年度末の展覧会は、アトリエ生の目標が達成できたかどうか私自身が判断をする機会も兼ねているのです。

今年度も皆さんと一緒に活動をともにしてまいります。
活動の様子や子どもたちの作品は、instagramでご覧いただけるようにしていますので、どうぞ訪れてみてください。
そして、子どもたちの頑張りにいいねいただけましたら嬉しく存じます
今年度は、postでは子どもたちの作品を、storiesでは日常のあれこれをアップしています。